「動けばチャンスはいくらでもやってくる」ということ

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はじめに

 前回の記事の最後で、「キャリアや生き方に悩んでいる方がいたら相談に乗りますよ〜」という旨を書いたところ、読んでくれた方数名からご連絡いただきました。

 その中で実際にお会いした方も何名かおりまして、その時に話したことで自分としても改めて大事だなと感じたことがありましたので、記事にまとめておこうと思いました。(当たり前と思えるようなことも、悩んでいる時には案外見失ってしまうものなので)

 この記事では、実際にお話したことをベースにして、以下のケース別に書いていきます。

【キャリアや生き方に関わる悩み別ケース】

  • 得意なこと、好きなことが見つかっていないケース
  • 自由なライフスタイルを目指していきたいケース
  • 本当にやりたいことになかなか近づけないケース

自分の状況に置き換えて読んでもらえれば、参考になることがあるかもしれません。

得意なこと、好きなことが見つかっていないケース

 まず、これから本格的に働き始めるような方、漠然と好きなことを仕事したいと考えているケースです。

何をやりたいかは、考えているだけじゃわからない

 いろいろことに興味があり、好奇心であれもやりたいこれもやりたい、という感じだと浮き足立ってしまいます。(軸がない感じですね)

 そんなときは考えているだけじゃなくてまず実際に行動してみる、仕事をしてみるというのがやっぱり大事だなと感じました。

 その仕事の中で自分な得意なことや、好きなことに繋がる要素が少なからず見つかるはずです。「営業」とかの職種で考えるのではなく、もっとミクロに「計画を立てる」、「人に会う」、「目標を追う」とかのシーンで得意な要素、好きな要素を分析するということです。

 もし自分でわからないときは、他者からのフィードバックや評価、客観的な実績を見るといいと思います。

「得意な仕事」から「好きな仕事」へどうシフトしていくか

 一般的に、自分が好きなことをいきなり仕事にして稼げることの方が稀でしょう。

 まず「得意な仕事」を見つけること。その次に、「好きなことを仕事にする」ことを考えるのが妥当なステップだと思います。

 まずは自分が得意なことで、ちゃんと人や組織に貢献する力を身につけること。

 もしそれが好きな仕事や業務でないのなら、ライスワークとして割り切ってしまうのもいいと思います。自分が得意なことで生活できるだけの稼ぎを得ることが先決です。

 得意な仕事は自分にとって負荷が少なく、次第に余裕も出てくるため、余ったエネルギーを徐々に好きなことに注力しやすいと思います。

 好きなことをやっていく中で、もっとそれに時間やエネルギーを使いたいと思うようになると思います。

 そうなったときに初めて、その好きなことで稼げないかを考え、試してみるがいいです。少しでも稼ぐことができれば、段々その稼ぎが大きくなるよう注力し、最終的にそのライフワークだけで稼ぎ生活していくことを目指していくのもいいでしょう。

自由なライフスタイルを目指していきたいケース

 次に、融通の利く仕事をして、理想とする自由なライフスタイルを確立していきたい。そのために、手に職をつけることを目指したいというケースです。

時代の流れに乗ってみる

 ワークスタイルに対する制度が寛大な会社が増えているため、柔軟な働き方を目指す上では、エンジニアやIT業界(特にベンチャー)を目指すのが有効だと改めて思いました。やはり変化の激しい業界の方が時代に敏感ですので。

 とてもありがたいことに、ぼく自身もフリーランスとしてエンジニアの仕事を融通の利くワークスタイルで働かせてもらっています。クラウドソーシングとも相性がいいので自由なライフスタイルを実現したいという方は、いまの時代的にそういった道を目指してみてはどうかと思います。

本当にやりたいことになかなか近づけないケース

 今の仕事も好きなのだけど、本当にやりたいこととはちょっとずれている。思い切って環境を変えてみようか悩んでいるというケースです。

やりたいことと今の仕事の接点を探す

 そんな状況では、今の仕事で「本当にやりたいこと」に繋がるような接点がないか探ってみるといいと思います。(これは以前読んだ、本田健さんの本に書いてありました。)

 今の仕事が嫌で嫌で仕方がないという状況でもないのなら無理に環境を変える必要はなく、まずはできる範囲で本当にやりたいことに繋がるようなことを小さく始めてみるのがいいでしょう。

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おわりに

アドバイスすることによる学び

 目の前の人の悩みを聞いたりアドバイスすることは、まるで自分に言い聞かせているみたいで自分にとっても考えの整理になり、学びになりました。

 また、自分と似たような境遇の人であるエンジニアの領域や、自由なライフスタイルを目指していきたいという方にはアドバイスがしやすかったです。今後そういった方に絞って相談に乗っていくのもありかなと思いました。

動けばチャンスはいくらでもやってくる

 冒頭に書いた通り前回の記事が思いの外反響があり、いろいろな方がご連絡くれました。
 これは以前起業活動をしていたときにも感じていたことですが、自分の考えを発信するとそれに共感してくれたり、応えてくれる人は絶対現れるということを強く実感しました。これからも自分の考えや価値観を発信するための自信を持つことができました。

 例えばここ一ヶ月で発展したこととして、パラレルキャリア通信という働き方のメディアでライターをやらせてもらうことになりました。今後定期的に執筆していく予定ですので、働き方についてのヒントを得たい方はぜひチェックしてください。

 また、SCOUTERというソーシャルヘッドハンティングのサービスの審査に合格し、「スカウター」として活動することが可能になりました。転職を検討中の方には求人紹介も可能ですので、そういったご相談もお待ちしています。ご飯代も出るみたいなので、おいしいご飯食べながらでもお話しましょう。

 と言っても個人的には、「転職」はその人が「ありたい人生」に近づくための選択肢の一つであると思っていますので、それを勧めることを相談のゴールにはしません。ぼくとしては、あくまで相手に提供できる持ち札が増えたイメージです。

 なので引き続き、何となくキャリアや生き方に悩んでいるという方はFacebookなどでご連絡いただければ相談に乗りますので、お気軽にどうぞです。

 人に自分の考えを話してみるというのも、いろいろと気づくことが多いと思いますよ。

 

あなたの才能をお金にかえる49の言葉 (PHP文庫)