あなたは何タイプ!?「認知特性」と思いやりのあるコミュニケーション
はじめに
最近読んだ記事で、けんすうさんとイケハヤさんが触れていた「認知特性」という概念。
ん〜…これはいろいろと思い当たるシーンがあるぞと非常に気になったので『医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン』を速攻で買って読みました。
認知特性とは?
認知特性とは、「外界からの情報を頭の中で理解したり、記憶したり、表現したりする方法」です。
以下の6パターンに分類されるということです。
A 視覚優位者
① 写真(カメラアイ)タイプ:カツオくんが描けるアーティスト系
② 三次元映像タイプ:どんな人の顔も見わけられるエキスパート
B 言語優位者
③ 言語映像タイプ:イメージをすぐに言葉にできるファンタジスト
④ 言語抽象タイプ:わかりやすくノートをまとめる達人
C 聴覚優位者
⑤ 聴覚言語タイプ:オヤジでなくてもダジャレ上手
⑥ 聴覚&音タイプ:英語の発音もすばらしい絶対音感タイプ
この分類を見るだけで、「ああ…あの人はきっとこのタイプだな〜」って何となく思い浮かびませんか?w
テストをやってみた
本には、35問の項目に答える簡単なテストがあるのですが、実際に私がやってみた結果がこれです。
点数が15〜25はグレーゾーンで一般的、それより高ければ強く、低ければ弱い認知特性ということです。
一番高かったのが「④言語優位者:言語抽象タイプ」で34点、次に高かったのが「②視覚優位者:三次元映像タイプ」で28点。
逆に低かったのが「⑥聴覚優位者:聴覚&音タイプ」で10点でした。
特性別の特徴だと、「④言語優位者:言語抽象タイプ」はわかりづらい文章を図式化すること、言葉を見るのが得意、初対面の人は名刺の文字で覚える、歴史の本は家系図や相関図が浮かびやすいなど。
「②視覚優位者:三次元映像タイプ」は、映像として物事を記憶する、3歳以前の記憶がありその記憶に自分自身は登場しない、「野菜をできるだけ多くあげよ」というときは野菜の写真やスーパーの陳列棚をイメージしながら答えるなど。
うんうん、よくわかります。
「⑥聴覚優位者:聴覚&音タイプ」については、言葉を聞くのが得意、英単語は聞いたり暗唱して覚える、絶対音感を持っているなど。
どうでしょう…当てはまりますか?
私はぜんぜん当てはまらずです。外国語学部だったのにリスニングとかめちゃくちゃ苦手だったし、小さい頃からピアノやっていたけど絶対音感とかないですしね。
ワーキングメモリー
本書では「ワーキングメモリー(短期記憶)」についても触れられており、それには「視覚的」なものと「聴覚的」なものがあるとのことですが、私はとりわけ「聴覚的ワーキングメモリー」が弱いことを自覚しています。
例えば過去のバイトだと、飲食店でのホールの注文はメモしないとまず覚えられないですし、レジで自分から聞いたことにお客さんが何と答えたかも聞いた瞬間にもう忘れてます。(というか記憶できない)
こういう弱みは普段働いていて分かっていたので、ミーティングや人の話を聞いても言葉が右から左へ全部流れていってしまうため、基本的に片っ端からメモしながら話を聞くようにしてます。一度文字に落とし込むことさえできれば、その情報整理は得意なのでこっちのものです。
文系フリーランスの黒田悠介さんもホワイトボードを持ち歩いているそう。
最近は仕事でもSlackなどのチャットツールが一般化しているのが、私の特性的にはすんごく助かっております。(言語優位者タイプは、ネットには相性が良さそうですね!)
あとよく感じるのが、テンポよく話す人の会話に全くついていけないことです。
こっちはいちいち脳内で「文字起こし」しているので、途中でついていけなくなり、そのうち聴くのを諦めますw
そして残念ながらダジャレやオチなんか言われても、基本的にピンときません。w
そんな訳で飲み会もめちゃくちゃ苦手意識を持っているのですが、みんながあれこれ話すともう頭の中のワーキングメモリーがパンクするので基本的に無口なります。。(そのためおとなしい人という印象を持たれがち)
カフェで作業していても、周りの会話が気になって全く集中できないし、J-POPなんかがかかっているともう勝手に「聴くこと」にリソースが消費されて、それ以外何もできなくなってしまいます。
なので普段作業をするときは、「音」に対してはいろいろと気をつけて環境を選んでいたりします。
「わかるわかる!」という方はきっと似たようなタイプだと思います。
認知特性を知って、チームでの相互理解につなげる
このような認知特性を知ることのメリットとしては、自分にあった学習方法や仕事の進め方を発見して改善し、無駄な努力をなくすことにあると思います。そして得意なことに集中しましょう。
また、人それぞれ特性が違うという前提を理解すれば、相互的に思いやりのあるコミュニケーションができるようになるはずです。
一緒に働いているメンバーでテストをやってみると、その診断結果でチームの組み合わせを変えたり、コミュニケーションを改善することで生産性が上がることに繋がるかもしれませんね!
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